ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか。ウルトラマン最終回、最後のセリフ。
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ウルトラマン、第39話「さらばウルトラマン」では、宇宙恐竜ゼットンに破れたウルトラマンを光の国へ連れ帰るため、宇宙警備隊員ゾフィーがやって来ます。
そこでのウルトラマンとゾフィーのやり取りは、この作品の総括であり、ウルトラマンが自らの思いを語る重要なシーンです。
ウルトラマンとハヤタがどういった関係であったのかが、このシーンで明かされます。
以下、全セリフです。
Z=ゾフィー
U=ウルトラマン
Z ウルトラマン、目を開け。私はM78星雲の宇宙警備隊員、ゾフィー。さあ、私と一緒に光の国へ帰ろう、ウルトラマン。
U ゾフィー、私の身体は、私だけのものではない。私が帰ったら、一人の地球人が死んでしまうのだ。
Z ウルトラマン、お前は十分に地球の為に尽くしたのだ。地球人は許してくれるだろう。
U ハヤタは立派な人間だ。犠牲にはできない。私は地球に残る。
Z 地球の平和は、人間の手で掴み取る事に価値があるのだ。ウルトラマン、いつまでも地球にいてはいかん。
U ゾフィー、それならば私の命をハヤタにあげて、地球を去りたい。
Z お前は死んでもいいのか。
U 構わない。私はもう二万年も生きたのだ。地球人の命は非常に短い。それに、ハヤタはまだ若い。彼を犠牲には出来ない。
Z ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか。よろしい、私は命を二つ持ってきた。その一つをハヤタにやろう。
U ありがとう、ゾフィー。
Z じゃあ、ハヤタと君の身体を分離するぞ。
ゾフィー、βカプセルを点火する。
ウルトラマンが地球に来た理由
ウルトラマンは第1話に登場する怪獣、ベムラーを宇宙の墓場に運ぶ途中で逃げられ、ベムラーを追って地球へやって来ます。
同じ頃、未確認飛行物体(ベムラー)を追跡していたハヤタ隊員にウルトラマンが衝突し、彼を死なせてしまいます。
ハヤタを死なせてしまったウルトラマンは、彼に自らの命を与え一心同体となり、地球の平和のために働きたいと言って、βカプセルを手渡すのでした。
分離後のハヤタ
"キャップ、あれですよ。あの赤い球ですよ。僕は竜ヶ森で衝突して…、衝突して今までどうなっていたのかなあ。"
ウルトラマンと分離したハヤタは、ウルトラマンと一心同体になってからの記憶を失っています。
ウルトラマンと一心同体であった間は、人間の姿でいる時はハヤタの意思で、βカプセルを点火してからの3分間はウルトラマンの意思で活動していた事になります。
ちなみに、人間の姿でいる間、ウルトラマンは何処にいるのか?という疑問に関しては、シン・ウルトラマンで語られている通り、プランクブレーンで待機していたものと思われます。