※ 当ブログには、アフェリエイトリンクによるプロモーションが含まれています
現在、大ヒット中の劇場作品、空想特撮映画「シン・ウルトラマン」ですが、今作で初めてウルトラシリーズに触れる方も多いのではないでしょうか。
原作のウルトラマンを見ていなくても十分に楽しめる内容になっていますが、いくつかの基礎知識を押さえておけばシン・ウルトラマンをもっと楽しめるはず。
今回は初心者のためのウルトラ講座と題して、ウルトラシリーズの原点である「ウルトラQ」についておさらいしておきたいと思います。
”これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れ、この不思議な世界へ入ってゆくのです。“ ウルトラQ、オープニングナレーションより
ウルトラQとは
その前に
ウルトラQの話の前に、これらの作品群の生みの親である、円谷英二監督について知っておく必要があります。
円谷英二(つぶらや えいじ)は日本を代表する映画監督の一人。特に特撮(特殊撮影)技術の発展に多大な功績を残しています。1942年公開の「ハワイ・マレー沖海戦」の特撮シーンを手掛け、広くその名が知られるようなり、彼を一躍有名にしたのは代表作でもある1954公開の「ゴジラ」です。
その後「ラドン」や「モスラ」といった怪獣ものや、「宇宙大戦争」などのSF、「太平洋の嵐」などの戦争ものを特撮技術を駆使し、数多く製作しています。
そして1963年、円谷特技プロダクションを設立し、1966年、現在まで続くシリーズの原点となる特撮TVドラマ「ウルトラQ」を製作しました。
ストーリー設定
この世界の自然界の調和のバランスが崩れ、巻き起こる奇怪な事件や超常現象、出現する怪獣に立ち向かう人間たちをを描く。
1966年から全28話が放送されました。
タイトルは当時、東京オリンピックの体操競技で話題になっていた高難度の技を意味する「ウルトラC」と人気を博していたオバケのQ太郎こと「オバQ」からとられています。
ウルトラマンは出てこない
ウルトラQがウルトラマンの前作ではあるものの、ウルトラマンは登場しません。全ての調和のバランスが崩れた世界「アンバランスゾーン」で巻き起こる怪現象に巻き込まれてゆく人々を描いた作品であり、ウルトラマンのような巨大ヒーロー作品ではないのです。
おすすめの回
シン・ウルトラマンを見る前に是非とも観ておきたい回は以下の6話。
第1話「ゴメスを倒せ!」
あるトンネル工事現場で作業員が怪物を目撃。同じ現場からは卵のに似た巨大な塊が発見される。一人の少年がこの謎を解き明かす。
第4話「マンモスフラワー」
ある朝、東京の中心街に変動が起こる。アスファルトに亀裂が入り、やがて巨大な古代植物がビルを突き破りその花を開かせる。
第5話「ぺギラが来た!」
南極観測隊が突如として発生した異常寒波に見舞われる。行方不明になった隊員のメモには謎の「ぺギラ」の記述が残されていた。
第12話「鳥を見た」
漁師町に謎の幽霊船が出現する。時を同じくしてある少年が文鳥に似た小鳥を見つける。その小鳥には驚くべき秘密が隠されていた。
第18話「虹の卵」
ある町で山崩れが起こり、濃縮ウランを乗せた輸送トラックが行方不明となった。そして、大異変の兆候とされる「さざめ竹」の花が咲く。
第24話「ゴーガの像」
ある国から日本に持ち込まれた「ゴーガの像」が姿を消す。その中には、六千年前にアランカ帝国を滅ぼした怪物が潜んでいたのだ。
ウルトラQを見るなら
ウルトラQを見るなら北米版のブルーレイBOXがおすすめ。国内版のコンプリートBOXは50,000円を超えとにかく高いので、リーズナブルな北米版なら4,000円台で購入可能。収録内容に国内版との大きな差異はないので、マニアでなければ北米版をお勧めしたい。
ウルトラQは全編モノクロ作品ですが、着色処理がされた「総天然色」バージョンもあります。
Amazonプライムビデオなら、1話100円で視聴可能でした。
こちらも併せてどうぞ。